ほくろをレーザー治療することによって理想的な美しい皮膚を作るブログ:14年09月23日


四畳半程度の広さだが、
小松菜やほうれん草がとれ、トマトやナスを育て、
シソやミツバが食べられる我が家の家庭菜園は魅力に溢れている。

さわやかな日差しを浴びながら、
嫁と一緒に虫や草をとり、
若苗の間引きなどをしていると…

「雑草を恐れるな」
突然、二階のベランダからママの声がした。

御歳九十三、認知症が少し出ているが、
しゃきっとしたもの言いに、
おいらは「分かった」と見上げながら答えた。

「まだ本当の百姓ではない」
おいらの手つきや野菜の育ち具合いを見てのさらなる声。

「野菜は同じところに作るな」と
忠告も飛んでくる。

おいらは「はいはい」と返事をしながら、
久々に力が入っているママを微笑ましく思った。

五年前、ママの調子が少し崩れかかったときには、
猫を飼って凌いだ。

ママが生きていく上で必要なのは、
日々の具体的な世話と思いやる心を
取り戻してもらうことであったから…

「畑をやればまだ長生きしてもらえるかも」と嫁が言うので、
おいらが「降りてきて畑をやらないか」と大きな声で誘ったら、
ママは「それは無理」と小さく言って顔を引っ込めてしまった。

信州の農家出身のママ。
そのママの口癖が、
「あの山の向こうに行けば田舎がある」だった。
山とは、ベランダから見える小高い公園の雑木林だった。

パパが亡くなって二十五年。
この頃、ママの気持ちはさかんに実家へと向いている。
ふるさとを「魂の休まるところ」と理解すると、
ママの心情がよく理解できた。

最近
「体調、体力を見て実家へママを連れて行こう」が
おいらと嫁の合言葉になっている。



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